TZ-WR500Pは基本的には安定して良い機器ではありますが、モバイル機器への番組転送の選択肢の少なさには不満がありました。一度はPSPへの番組転送を目的にBDZ-SKP75への乗換えを検討したほどです。
しかし、BDZ-SKP75に関する情報を収集している時に、TZ-WR500PがiPad airの番組持ち出し対応のバージョンアップを予定していることを知りました。持ち出すならやはりiPadだよなぁということで、その後バージョンアップまで待つ形となったわけですね。
早速番組の持ち出しができるかを試してみました。持ち出しに対応しているコンテンツは、数字を青い丸で囲まれているもののみとなります。公式サイトのHOW TOの項目では持ち出したい番組をスワイプで転送ができるとの説明がありますが、番組タイトルの右側にあるiをクリックした場合も転送することは可能です。（個人体にはこちらの方が簡単だと思います）
TZ-WR500Pで録画をする際に持ち出し番組の作成をしなくても転送することは可能ですが、iPadの画面で見る分には低画質で作成した番組でも画質に明白な差異は見受けられず、転送にかかる時間を考えると（低画質で録画時間より短い）、持ち出すことがわかっている番組は低画質に設定して持ち出し番組を作成した方が良さそうです。転送速度が速い11ac対応の無線ルーターの場合、転送時間が短縮されるかは今後の検証課題になりそうです。
最後に注意したい点として、DiXiM Digital TVで転送したコピーワンスの番組は転送後にTZ-WR500Pから削除されます。機器へのムーブバックもできないので、blu-ray Discなどに焼いて保存したい場合は気をつける必要があります。
